my_aquarium_studios’s blog

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「自然破壊」とは何か?生態学の視点から考察して見る【第21章】

【野生生物との共存できる農業を目指して】

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1147610">HiC</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

Pesticide paradox(殺虫剤の逆理)

これは、農薬が害虫だけではなくNatural enemy(自然発生する天敵)を殺すこと。これにより殺虫剤の散布が行われた地において、天敵を失った生き残りが増殖し大量発生してしまうといった効果である。

これらの害虫「誘導異常発生」を「Resurgence(リサージェンス)」と呼ばれ、農薬抵抗問題と合わせて懸念されている。

 

【化学肥料依存からの脱却】

これらのことから、生産性向上の利点と防除効果が高いメリットを持つ化学肥料であるが現在、日本においては農林水産省を筆頭に化学性農薬依存から脱却が提唱されている。例えば、粘着板などを使用した「物理駆除」や病害虫抵抗性品種の利用などによる、環境汚染に影響を与えにくい駆除方法が推奨されている。このことは、IPM(総合的病害虫・雑草管理)として農林水産省により定義されている。(http://www.maff.go.jp/j/syouan/Shokubo/gaicyu/)加えて2004年には、IBM(Integrated Biodiversity Management)が提唱された。これは、前述のIPMに生物多様性保全を含めた画期的な政策であるが、現時点では生産性をあまり見出せないIBMに対し協力的は農家や団体は少ない。今後、技術向上を促進させるとともにIBMに対する社会的理解と国家的な資金補助が不可欠になってくる。

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