「自然破壊」とは何か?生態学の視点から考察して見る【第2章】
地球環境の変化に人類はどれほ程の影響を与えるのか
<a href="https://www.photo-ac.com/profile/773774">titidsn</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真
ここでは、ヒトとヒト以外の動物との比較をしてみます。
この表から言える大きな違いとして、ヒトは古来から「石器」などの道具を用いて自身の肉体より大きな力を発揮できるという点である。また、「火」を自らの手でおこした上で、それを恐れないというのもの他の動物との大きな違いであろう。そして、「原生自然」→「半自然環境」を形成した一番大きな要因として「農業」が挙げられる。
農業による自然への影響
一言に農業といってもその種類にはいくつかあり、そのシステムにおいても「米」や「野菜」などの農作物を育てるものや畜産のように「豚」や「牛」を飼育するもの、道具を作るための「竹」や「木材」を獲るものなど様々な形があります。
問題は、これらの資源が本来あるべきの場所になく「集約化(intensification)」によって人為的に地球規模で環境を変える(破壊)してしまっている事である。