「自然破壊」とは何か?生態学の視点から考察して見る【第12章】
【ニュータウン建設に伴う大規模開発】
<a href="https://www.photo-ac.com/profile/2635426">ちゃんこちゃんこ</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真
1990年から2000年にかけて経済の都市集中化に伴い、東京付近や大阪近郊を中止として大規模なニュータウン建設が盛んとなった。広大な敷地を重機械で開発すると同時に、鉄道や道路などのインフラ設備が形成され、大型ショッピングモールや病院、学校などのさまざまな人間生活を豊かにするための場が、急速に整えられました。
各地で行われた、この大規模開発によって日本の土地利用は大きく推移しました。
上記の表にまとめたとおり、森林や農用地といった原生自然および半自然環境が減少し、それに反して道路や宅地といった人為的環境が拡大した事が確認できます。
もちろん、これらの土地利用の変化はそこに生息する動植物たちに大きな影響を与えます。
【都市のなかにある半自然】
<a href="https://www.photo-ac.com/profile/2193723">小太郎wan</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真
一度消失してしまった原生自然を元の形に復元することは限り無く不可能に近いです。そこで、我々は都市環境のなかに木々を植生させ半自然環境の拡大を目指しました。道路に埋め込まれた街路樹や集合住宅の共有部分に庭や自然公園を築くことで自然を復元させました。
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0780pdf/ks0780.pdf
国土交通省/国土技術政策総合研究所が示した調査結果では、上記の表のとおり道路緑化樹木は年々相対的に増加していることが確認できます。
https://my-special-aquarium-studios.jimdofree.com/