my_aquarium_studios’s blog

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「自然破壊」とは何か?生態学の視点から考察して見る【第1章】

「自然破壊」とは、原生自然が壊れた状態

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1635142">Quick Start Projects</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

つまりは、「文化的サービス(観光資源/環境資源)」「調整サービス(気候調整)(洪水制御)(環境浄化)」「供給サービス(食料)(医薬品)(遺伝子資源)」のバランスが悪くなり、原生資源域が極端に縮小した状態を指します。

 

敢えて私がここで、バランスという言葉を使っているのは人類が存在する以前の「完全なる原生自然」を目標としている訳ではなく、あくまで「共存」の視点からこの問題について考えたいからです。

 

そこで今回は、「持続可能な世界」に重点をおいて考察してみたいと思います。

 

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困った!流木が沈まない。(後編)

4.諦めましょう。

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というのも、2.の時点で、見た目を損なう腐食物質「フミン酸」や「フルボ酸」はほとんど排出されており、「雑菌」や「害虫」も99%死滅していると考えられます。この中には、紅茶や茶に含まれている「タンニン(カテキン)」つまりポリフェノールによる保健効果が見込まれるものもあります。これらの成分が含まれた、いわゆる「ブラックウォーター」は熱帯魚にとっても酸性水を作る上で効果があり、アマゾン河は基本的にブラックウォーターです。

 

この効果については、アクアリストの中には、わざと枯れ葉や十分にアク抜きされていない流木を水槽に入れる人もいるほどでアク抜き活性炭の「ブラックホール」とは逆に、わざわざブラックウォーターを作るための「リーフ」なども売られています。

 

つまり、3.まで頑張っても「アク抜き」や「空気抜き」が出来ない場合は、4.の決断を下すのが最良なのです。

 

しかし、どうしても沈まない流木を床底に沈めたい場合は、

 

5.ウェイトを付けて強引に沈める

 

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糸で重りを流木に括り付けたり、ボルトをねじ込んだりして物理的に沈めることは可能です。また、写真のように石で挟んで浮かないようなレイアウトを考えるのも一つの手段です。

 

【参考】

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以上のとおり流木にはさまざまな種類があり、その特性もさまざまです。また、私の考えではあまり「素材」に手を加えずに、なるべく自然に近い形で活かすことが「ナチュラル・アクアリウム」の良さだと思うので、このような結論に至りました。

 

もちろん、重曹(炭酸水槽ナトリウム)を利用したり、アクアリウム用の専用アク抜き剤などを使用して「アク抜き」「空気抜き」をする方法を紹介する方法もwebや雑誌で紹介されていませすので参考にしてみて下さい。

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困った!流木が沈まない。(前編)

 

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皆様は、せっかく買った「流木」が思ったように固定できずに困った事はありませんか。

天然ものの場合、同じ形のものは瓜二つと見つからないことをわかっているからこそ、やっと出会えた理想の流木が上手く沈んでくれないと、気持ちが沈みますよね…。

 

そこで、今回は流木のアク抜き空気抜きが上手くいかないときの対処法を調べてみました。

 

【1.とにかく浸して放置する】

この方法は、☆シンプルかつ最も簡単な方法です。そして、「アク抜き」と「空気抜き」が同時にできる点も便利です。しかし、アクが直ぐに抜けたとしても「空気を抜く」ことに★時間を要します。具体的には、流木のサイズや形状によって異なりますが早くて2〜3日、大きくて空気溜まりが出来やすい流木の場合は1週間またはそれ以上の時間がかかります。

 

そんなに、待ってはいられない。

 

【2.煮込む】

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1.よりも強制的に「アク抜き」および「空気抜き」を行う方法です。メリットとしては、1.の方法と比較して☆時短的に結果を得られるという点です。しかし、この方法は★流木へのダメージ「変形」「枝折れ」などのリスクを伴うので、1.では厳しい場合におすすめします。

 

それでも、結果が得られない。

 

【3.穴を空けて気孔を作る】

2.の方法でも無反応な厳つい流木も存在します。そんなときは、思い切ってドリルキリで目立たない所に穴をあけて気孔を作り出し、より強制的に空気を放出させます。☆形状が故に、思うように「空気抜き」が出来ない場合にこの方法は最適です。もちろん、このあたりからマニアックな方法になる為に危険が伴います。流木は普通の均一な板とは勝手が違うため、手を滑らして怪我をするリスクや思うように加工できなくて、せっかくの形を壊してしまう可能性があります。

 

これでもダメな場合は…?

 

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水換えのタイミングについて考えてみました。(結)

これまで、水質の要素について具体的に検証してきました。

これらの要素をしっかりと理解し、実施することで「良い水質」は必ず生まれます。「良い水質」は水に生きる生物たちにとって「長生き」「健康」を司り、また我々飼育者にとっても「快適空間」をもたらしてくれると思います。

 

アクアリウム(aquariums)=水生生物飼育設備を意味します。即ちアクアリウムとは、「水を創る設備」といっても過言では無いという事です。

 

そして、その方法を具体的にまとめると下記のとなります。

 

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Ⅰ.生体に適応した「水素イオン指数(pH)」の水質をつくり、同じく水質の「硬度(軟水/硬水)」を調整する。

 

Ⅱ.適正水質を維持する為に、正しい「ろ過」を実施(装置の設置)を行う。その際、ゴミや老廃物を取り除く「物理ろ過」を基準とし、好気性(酸素を好む)バクテリアを利用した生物ろ過」を積極的に行い「アンモニア」等の有害物質を硝酸塩化させる。

 

Ⅲ.しかし、Ⅱでは除去しきれない(または、許容範囲を超えて)有害物質が水槽内に確認できる場合は、適量の水換えを実施する。

 

Ⅳ.私的な見解ですが、タンクの新規立ち上げ時を例外として効率の良い自然循環を理想とする。また、過度な水換えは生体にショックを与えてしまう原因となる上に、「有機バクテリア」等の水質維持や魚にとって必要な要素をも取り除いてしまうため厳禁。具体的な頻度については、飼育している魚の数量・種別・大きさ・底材・レイアウト品・ろ過装置の規模によって千差万別の見解があるため下記に、いくつかの例を挙げております。

 

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以上、水換えのタイミングについて考えてきましたが、結論として答えは様々です。

実際、底材にサンゴ砂を使用した場合などでは長期にわたってアルカリ性が保たれ、有機物や窒素、リン含有量が低下し水質汚染が起こりにくいとされています。しかし、これもまた一つの指標に過ぎないため一概に全ての水槽に適応できる訳ではありません。

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世界に同じ水槽はひとつとして存在しないからこそ、アクアリスト達の日々の真摯な探究があり、その結果、沢山の素晴らしいアクアリウムを生み出しているのであると、私は考えます。

 

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水換えのタイミングについて考えてみました。(転)

前回の続きですが、

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F eは、水草にとっての重要な栄養源です。しかし、高濃度の場合は魚にとって有害な物質となります。基本的に水道水に鉄は含まれていない(度外視数値)なので魚をメインとする水質の場合は気にしなくてよい。しかし、水草をメインとする水質の場合は段階的に少量添加し、濃度を±0.5mg/ℓをキープするのが理想的です。

 

C aカルシウムは、人間と同じく魚にとっても骨や鱗を形成する上で必要不可欠なミネラルです。しかし、このブログでは淡水水槽を主に取り扱っているので然程気にする必要はないでしょう。海水水槽においては、とても重要な要素になるので、参考程度にその数値を挙げると(C a=400〜450mg/ℓ:海水)です。淡水においては、先に述べたGH(総硬度)指標を用いるのが一般的です。

 

Mgマグネシウムといえば、海水アクアリストにとって「珊瑚」を連想させる栄養素かと思います。よって、淡水アクアリストにはあまりピンとこない物質かも知れません。マグネシウムCaと同じように骨や骨格を主に構成するためのミネラルですが実際、淡水水槽ではそこまで意識する必要はありません。ちなみに、海水水槽での基準値は(Mg=±1,300mg/ℓ)程です。

 

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NH4/NH3アンモニアは生き物を飼育する上で、その発生を回避する事ができないものです。しかし、NH3(アンモニア)はO2(酸素)を低下させ魚を酸欠状態に追い込む危険性がある為に、大変危険です。また、NH3は→バクテリアの働きにより亜硝酸(NO2)に変化後→硝酸塩(NO3)に分解されます。※

 

NO2…先に述べた亜硝酸については、1.0mg/ℓを超えると水質が危険な状態と判断できるため調整剤の投与や水換えをするなどの早急な対応が必要です。

 

NO3硝酸塩においても、亜硝酸塩に付随しその発生を回避することはできない為、数値を≧50mg/ℓを目安にするのが最良です。この数値を超えると、苔が発生するなどして視覚的にも異常を確認できます。

 

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水換えのタイミングについて考えてみました。(承)

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上の表にまとめたとおり、アクアリウムにおける水質評価を主な7つに分類してみます。

 

1.pH...前回の記事で散々、語り尽くしたので今回は参考データのみで説明については割愛します。

 

2.KH...炭酸塩硬度は、主に海水魚水槽で重視される「アルカリ度」指数です。特に、淡水魚においてはディスカス水槽において測定を必要とされる数値です。また、水草の育成などでCO2添加を行なっている場合に、このKH指数が大きく関わってきます。要は、KHが低ならば→pHが変化し易い⇄pHが変化しにくい→KHが高であるという事です。

 

3.GH...総硬度、つまりは「カルシウムイオン(C a++)とマグネシウムイオン(Mg++)という事です。ここで注意すべき点は、GHはあくまで総硬度なので、C aとMgの比率までは測定できないという事です。

 

☆以上の、基礎知識を元にして測定方法としては「GH」を確認します。これにより、軟水(ミネラルの少ない)状態か硬水(ミネラルの多い)状態かの判断を行います。その後、水中炭酸塩硬度(アルカリ度)を確認し、pH(水中水素イオン指数)を調整します。

ここで注意したいことは、※{軟水=pHが低い,硬水=pHが高い}という式は成り立ちません

pHの昇降要因には、さまざまな因子が関係していることを理解しなければなりません。

 

4.SiOケイ酸塩は、水道水や床材、鉱物などのレイアウトに含まれる茶苔の発生源です。しかし、植物を含む生物が生きていく上でケイ酸塩は必要な物質である為0(ゼロ)にはできないので、吸着材等で分解・軽減する事が理想的です。

 

5.PO4リン酸塩は、水道水や餌に含まれる物質で生物にとって必要となる物質ではありますが、こちらも「ケイ酸塩」同様に茶苔の発生源となり、高濃度の場合は魚の保護粘膜に悪影響を及ぼしてしまいます。特に、生物の死骸などには大量に含まれる物質のため注意が必要です。

 

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少し堅い話になりますが、次回は上記に付随する他の要素について考察したいと思います。

 

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水換えのタイミングについて考えてみました。(起)

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アクアリウムを楽しむ上で、透きとおる程の綺麗な水がいっぱいの水槽を眺めていると、それだけで心が豊かになりますよね。

しかし、水は溜めておくと汚れます。生き物や植物を入れているとその頻度は早まります。※例外あり

となると、掃除水換えが必要になってくるわけですが、このタイミングっていつが良いのでしょうか。

 

というのも、透き通るほどに美しい水が必ずしも生き物たちにとってベストとは限ら無いからです。

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/948262">もっと素材太郎</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

写真は、実際のアマゾン川マングローブの様子をお借りしました。

 

綺麗?透き通る?とは、異なる感想かもそれません。

もちろん、アマゾン川は7,050,00k㎡というオーストラリア大陸にも匹敵する大河ですので未開の地を含めると一概には言えませんが、おそらく透き通るほど綺麗な水質というのは自然界においては少数派だと考えられます。

 

その理由こそが、上記の透き通るほどに美しい水が必ずしも生き物たちにとってベストな環境とは言えないという事です。

 

では、どのような環境が生き物たちにとって過ごしやすいのでしょうか。

今回は、生き物たちにとってのベストな水質とその水に近づけるためにはどうするれば良いのかを考えてみます。

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